【経営】環境にやさしいライフスタイルの提案。BIOSOPRA2周年を機に振り返る。

矢内綾乃です。

”オーガニックセレクトショップBIOSOPRA”をOPENしたのが2年前の2019年12月7日。

その後すぐに、世界的な感染症拡大の影響による、緊急事態宣言が発令されました。

私が経営しているセレクトショップ「natural style BIO SOPRA Tokyo」は、休業の時期もありましたが大きな影響はなく、おかげさまで仲間の協力もあって黒字経営を継続してます。

自粛中だからこそ、オンライン講座を開設したり在庫の一掃入れ替えなど、考えて工夫しながら乗り越えてきました。

2021年9月30日に緊急事態宣言が解除され、街は徐々に賑わいを取り戻しております。

あれからもう2年経ったのかと、振り返りたいと思います!(^^)!


■『BIO』が大事。環境に配慮した商品を厳選したお店だとわかりやすくしたかった。


BIOSOPRAですが、正確には2018年に「sopra」としてOPENしています。

取引先との契約で上手くいかなかったり、お客様から何のお店か分からないというご意見・ご指摘をいただき、分かりやすさと『日本の日用品をすべてをエシカルでオーガニックに統一し、生活排水を変えて環境美化に貢献したい』という想いを込めて、『BIO』を付けました。

『BIO』はヨーロッパではオーガニックを示す言葉で、一般的に普及している言葉だそうです。

※1 参考元:なんで in ドイツ様の記事 

本サイトのタイトルにある通り、私は昔から物理学が大好き、宇宙に興味津々、常に地球規模で起こりうる世の中の事象や情報に対してアンテナを立てて過ごしていました。

2017年にロシアで戦闘機に乗り成層圏まで行った時に、地球をこの目でみて「青」の美しさに魅了されました。(YouTubeにもUPしてます)

宇宙飛行士ガガーリン有名な言葉で「地球は青かった」という言葉がありますが、自分もいつか見てみたいとそんな願望を抱いていたので、人生観が変わる出来事でした。

そして、この美しい地球を未来の子供たちの世代まで守っていきたいと思いました。


今では汚染防止対策が世界規模で取り組まれており、多くの企業が「リサイクル」や「エコ」に対して積極的になり、消費者に訴求する広告やパッケージを目にすることも多くなりましたが、社会問題になったのは1960年代以降。

排気ガスによる大気汚染や工場・家庭排水による水質汚染などについて、学校の授業やTVCMでも取り上げられるようになりました。

この流れはさらに進み、2015年9月の国連サミットでSDGsが策定されてからは「エシカル」「サスティナブル」「オーガニック」といったキーワードも一般的になり、より身近で取り組みやすい提案をしている企業も増えてきました。人にも地球にも優しく安全である事を発信するのは、これからの未来を生きる私たちとその子供たちの為にも、人ごとではなくなってきていると思います。

そんな想いをぎゅっと詰め込んで、『BIO』を付けてリニューアルしました。

エイプリルフール企画のプレスリリースにも書きましたが、実は結構本気だったりします。(本気にした友人もいました笑)


●子供が生まれて意識が変わったこと


2014年に長女を出産、2018年の秋に次女を出産しました。

日用品、化粧品、身の回りにある『もの』に対して本当に安心安全なものを使いたいけど、以外と少ないし普及していない事に気づきました。

それなら、自分が世の中に発信して普及させればいいのではないかと思うようになりました。

世の中には、無化学肥料の有機栽培方法のオーガニック製品や植物由来のボタニカル製品といった”体に良さそうな商品”を見かけることは多いと思います。しかし実際のところ、”良さそう”という曖昧な感覚やパッケージの雰囲気だけで判断していて、”本当に安心安全かまで意識して取り入れている人は少ないのではないでしょうか。

かくいう私も出産前までは知りませんでしたが。

実は、オーガニック製品でも、オーガニック成分が少しでも入っていれば「オーガニックです!」と言っちゃってる商品もたくさん出回っていて問題になっています。


●ヨーロッパでは普及している『BIO』が、日本でも定着した社会を目指す

フランスでは、BIO商品である事の証として農務省が認可する「ABマーク」と呼ばれるマークがあります。

日本でも有機JASマークがあります。


引用元:農林水産省HP

※2 参考元:フランスの食品事情 ~bio(ビオ)商品が生まれる理由~ 


わかりやすいマークがあると消費者に伝わりやすいですよね。

フランスでは、賢い消費者は少し値段が高くても『BIO』を選んでいるという実績があります。

そんなフランス、パリ発祥のオーガニックスーパーマーケット”ビオセボン竹芝店”が2020年6月にオープンしました。SOPRAにBIOをつけるきっかけになったお店です。

コロナ化でも出店する(成長・拡張している)のだから、私の考えは間違ってなかったと早速買い物(偵察?)に行ったのをよく覚えています。


■2019年12月には開店イベントで人気インスタグラマー星玲奈さんとの対談企画を開催。


開店当初に話を戻します。

リニューアルしたこともあり、大々的にプロモーションをしたかったのですが、広告関連の金額を見てこんなにかかるのかと頭を抱えていました。

考えたのが、人気インスタグラマー・星玲奈さんとトークイベントを開催して、”働く女性の輝く毎日”をテーマに星さんの体験お聞きして、私もお店も一緒に勉強させて貰おう!作戦。

急な思い付きで告知も万全ではありませんでしたが、多くの方に参加いただき大盛況でした。

※星玲奈さんとの対談記事はこちらへ


このトークイベントの成功後、各メーカー代表との対談企画を実践する流れができました。私の目指す地球環境に配慮した製品を普及させるには?という想いも具体的にライフスタイルで提案していく原型が出来上がってきました。


■化粧品を変えるなら、全部を変える必要がある。

仕入れ先については、色々なメーカーさんの製品を試しました。

肌に優しいオーガニックコスメ、生分解する洗剤、長く使える質のいい雑貨、オーガニックの製品を積極的に使いたいけど、機能性に劣っていたり見た目がダサいと使いたくない。義務感とダサいのを我慢する葛藤、これはホントに迷いました。

例えば、使っている化粧品をオーガニック製品に変えるとします。

値段が高いので、クレンジングだけをオーガニックに変える。一般的なファンデーションやアイシャドゥは化学薬品が使用されているので、発色は良いのですが同じ化学薬品が使用されているクレンジングでないと落ちません。

洗顔フォームやクレンジング、基礎化粧品からコスメまで全てオーガニックに変える必要があるのです。

結局、化粧品メーカーで仕入れてるのはロゴナ様だけです。(ホントはもっと扱いたいけど、店内のスペースの都合上、沢山のメーカを扱うとセレクトショップじゃなくて化粧品屋さんになっちゃう)

ちなみに、このロゴナの担当営業さんがとても素敵な方で、OPEN当初からイベントやスタッフへの商品勉強会にもご協力していただいて、とても感謝しています。

イベントの記事はこちらへ


●環境にやさしくても普及しなければ意味がない。ライフスタイル提案を広めたい

化粧品を全部変えようとオススメしましたが、コスメ、洗剤、雑貨をすべてオーガニック製品に「そっくりそのまま変えてしまえ!!」とザツに言い放っているわけではありません(笑)

見た目やブランドも商品を選ぶ重要な要素なので、急に変えるのは難しいと思いますし、そもそもオーガニック製品を選択肢に入れるところからだと考えています。

毎日忙しく働くきながら美しさも追求する女性、プロキャリ&バリキャリウーマンやワーキングママには特に提案したいのが、見た目は可愛くて内容はオーガニック・エシカルに配慮している製品。

でも、探してみると中々マッチした物が無いのが実情です。

理想はグリーンコンシューマーでありながら、見た目は星玲奈さんの様な人気モデルみたくなのですが、現実とのギャップ悪戦苦闘中です。


オーガニック製品で見た目も可愛い物で身の回りを変えていったら、環境美化にも貢献していた、というのが理想なのです!

現時点では、見た目が可愛いオーガニック製品に日用品を変えていこうと、彩でのライフスタイル提案を考えています。

いっそのこと、パッケージデザインからコラボしたいとも考えているので、「製品には自信があるが、普及はまだまだこれから」というメーカー様がいらっしゃたら、紹介していただきたいです笑

BIOSOPRAが実現させたいライフスタイルと共に、一緒に日本の日用品を変えて行きましょう!

■最後に

3年目を向かえるBIOSOPRAは、近隣にお住いの方々に気軽にお越しいただけるよう、ブログやSNSにも力を入れます。

親しみやすく、適度な距離感で、皆さまの日常をより良くする事についてお役にたちたいと思います。

女性経営者 矢内綾乃〜経歴と多角経営への道〜

矢内綾乃(やない あやの) 猫と自然とのびのび育った幼少期。 勉強はできる方で宇宙に興味があったこともあり、北海道大学院で量子物理学を専攻することに。 その甲斐あってNECでエンジニアとして働くも、人との出会いをきっかけに より自由で豊かな人生を送るため、経営者の道を志しました。 2児のママ業と多角化経営の両立をやり遂げるため、子どもたちからママみたいになりたい!と言われるように日々挑戦中です!