矢内綾乃です。
現在は 2 社を経営しつつ、未来を担う経営者の育成にも情熱を注いでいます。
ここ数年、20代の間で「起業」や「キャリアアップ」への関心が高まっているのを実感しています。
わたし自身、これまで数十名の独立・出店をサポートしてきましたが、そこで得た確信があります。
起業で最も大切なのは、ビジネスの仕組みや商材ではなく、それを動かす「人」自身です。
料理の世界でも「扱う人」で結果は変わる
例えば、同じ食材、同じ調理器具、同じキッチン設備を100人に用意し、「よーい、スタート!」と料理を作ってもらったとしましょう。
完成する料理は、やはり 100 通りに分かれるはずです。
・素材の魅力を引き出した絶品
・盛り付けがアートのように美しい一皿
・逆に「これ、元は高級魚だったよね…?」と首をかしげる残念な一皿
道具や環境が同じでも、「誰がどう扱うか」で結果は大きく変わる。
ビジネスの世界でも、結果を左右するのは「誰がどう扱うか」という点で変わりません。
起業でも「仕組み」より「扱う人」で差がつく
いかに最新のサービスモデルや効率的なフローを導入しても、それだけで成功が約束されるわけではありません。
同じ商材・ビジネスモデルを扱っていても、業績を着実に伸ばす人がいる一方で、売上が停滞する人もいます。
場合によっては、期待どころか顧客の信頼を損ねてしまうケースすらあるでしょう。
この差を生み出すのは、「サービスや仕組み」ではなく、「それを扱う人」の差です。
どのような環境でも成果を創り出せる「扱える自分」を育てること。ここにこそ、起業成功の核心があります。
どんな仕組みでも「扱える自分」を育てるには
では、どんな人が「どのような仕組みでも扱える自分」になれるのでしょうか。
私の経験上、次の三つの力が欠かせません。
1.リーダーシップと人望
希望を配り、仲間を前向きに導ける人は、組織全体の成果を底上げします。肩書や年齢ではなく、人望でチームを束ねられるかが重要です。
2.自己に厳しく、成長を求める姿勢
怠惰や慢心に流されず、「もっと成長したい」と学び続ける強さが、未来の可能性を大きく広げます。
3.批判に耐えうる信念と忍耐力
反対や批判の中でもビジョンを貫く力は不可欠です。コンビニ業態や Amazon も創業当初は懐疑の声にさらされましたが、創業者たちは信念を持ち続け、成果が出るまで耐え抜きました。
これら三つの力を磨けば、環境や商材が変わっても成果を生み出せる「扱える自分」へと近づけます。
一緒に未来を創っていきましょう
これまでわたしは、数十名の経営者の独立・出店を支援してきました。
その経験を通して痛感するのは、どんな場面でも最も重要なのは「ビジネスを扱う人」の成長だということです。
最初から完璧である必要はありません。私自身、まだ道半ばにいます。
大切なのは、「もっと洗練された自分へ」と歩み続ける気概を持ち続けることです。
挑戦し、体験し、ときに失敗もしながら、一緒に未来を切り拓いていきましょう。
あなたの成長を、心から応援しています。
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