矢内綾乃です♪
人は、サービスや物や言っている言葉を認識しているのではなく、
それを提供している人の ”前提” を察知して、その価値を感じていると思うことが最近ありました。
逆にいうと、事業での成功において、どういう前提を自分が持っているかがキモになるとも思うのです。
ごきげんなペンキ塗り
トムソーヤの冒険という有名な物語の中に、『ごきげんなペンキ塗り』という話があります。
以下、引用です。
蒸気船での騒動の罰としてトムはポリーおばさんから学校が終わったら塀のペンキ塗りをするよう命じられてしまいました。しかしトムはそんな事はおかまいなく、放課後、学校の友達と野球に明け暮れ、夜になってから帰宅する始末です。業を煮やしたポリーおばさんは翌日、土曜日で学校が休みなので、トムがサボらないようにペンキ塗りを見張ると言いだします。トムは嫌々ながらもペンキ塗りを始めますが、塀はたいそう長く、とても今日中に終わりそうにありません。
トムは野球のボールを餌に友人のベンにもペンキ塗りを手伝わせていると、名案が閃きました。それはいかにもペンキ塗りを楽しそうにする事で、通りかかる友人たちは次々とペンキ塗りをやりたがるようになり、トムは簡単には友人たちにペンキ塗りをやらせなかった為、友人たちはペンキ塗りをさせてもらうお礼として次々にビー玉やリンゴをトムにあげてペンキ塗りをさせてもらいます。こうしてトムのペンキ塗りを冷やかしに来た友人たちは、みんなトムの罠にはまって、持ち物を差し出してペンキ塗りをさせてもらい、塀は一日で見事に塗り終わり、トムは友人たちからたくさんの物をもらって、またポリーおばさんからペンキを塗り終えた事を誉められるのでした。
引用:http://www001.upp.so-net.ne.jp/meisaku/meisaku/tom/tom_s.html
仕事でも、押し付けると消極さを引き出し、価値づけをしっかりすると取りに来る姿勢が引き出されるなぁと思うことがあります。
なので、一つの実験を試みたのです。
実験:『遊ぶ』と『勉強』を入れ替えてみる
4歳のまだまだ言葉の意味を知らない娘に、『遊ぶ』『勉強』の単語を使うシーンを入れ替えて使ってみました。
通常なら、
①「遊んでばかりいないで、勉強しなさい!」
②「ちゃんとお片づけしないと、遊ばせてあげないわよ!」
ちょっとやると、すぐに飽き始めます。そんな時は、
③「もうちょっとだけ、やってごらん〜♪ ほらほーら、楽しいでしょう??」
※お勉強と言っても、「うんこドリル」という楽しそうなひらがなのドリルです(^^)
これを逆に使います。こんな具合です。
①「勉強ばっかりしているなら、遊ばせるわよ!!!」
②「ちゃんとお片づけしないと、勉強させてあげないわよ〜」
飽きてきたら、
③「あー!もう飽きてきたのね!わかった!もうお母さん、ゼーったいお勉強させてあげないっ。もう2度どやらせてあげないからね!」
そんなふうに言うと、
「あー!!!ダメ!!やる!!!やるのー!!!」と食い下がってくるのです(笑)
可愛いです。
まとめ
目くじら立てて、「勉強しなさい!!!」というとき、もしかして言っている本人も、好きじゃないけどやらなければならない、と思っていないだろうか、などと思います。
私の母親は戦争体験者です。勉強できることに感謝していたようです。
わたしの上の兄弟はなかなか学校の成績が良くて、しょっちゅう学年トップをとっていましたが、母親はいつも楽しそうに読書をし、嬉しそうに仕事をしていました。
宿題が嫌だというと、取り上げて母親が全部やってしまうこともありました。楽しそうに!!
大好きで、価値を感じていて、やりたくない人に譲るのは勿体無い!!!と思っている人の態度はもしかしたら違うかもしれません。
現に、恵まれない国の子供達は、学校に行きたくて行きたくて、勉強できるチャンスを手に入れた子供は、それはもう一生懸命感謝しながら読み書き算数をやるのだそうです。
言っている単語の内容よりも、言っている人の前提や感情はボディブローのように伝えた人に染み込んでいると思うのです。
わたし自身、ともすると押し付けがちになってしまうので、改めて目の前の価値を噛み締め、プラチナチケットのように大切に、本当に欲している人に仕事を渡して行こうと思います。
今日の格言☆
私たちは成長を感じることで、
充足感を得ることが出来ます。
人は誰もが変化や成長を
望んでいます。
しかし、実際には
やりたいと思いながらも
恐れや不安という壁で、
一歩も前に進めないという人が
多いようです。
やりたいけれど、
苦手なことだと、
躊躇している人が
ほとんどです。
しかし、
それは本当に苦手なこと
なのでしょうか?
実際に試してみた
ことでしょうか?
もしかして、
一度や二度の失敗で
苦手なことと、
決めつけていないでしょうか?
人が何かの技術を
習得するには、
何度も何度も
挑戦することが必要です。
百回、二百回は当たり前、
千回の挑戦や試作に
挑んだ人も大勢います。
世の中で成功している人の
多くは、
その仕事が初めから、
得意なものだったわけでは
ありません。
何度も失敗を繰り返し、
改善し、継続することで、
成長していったのです。
あなたが苦手だと
思っていることは、
才能が足りないのではなく、
粘り強さが足りない
だけなのです。
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