矢内綾乃です。
有名な中国の物語で、「赤壁の戦い」があります。
諸葛亮孔明が祈祷によって東南の風を呼び、それによって折りよく吹いた強風に煽られ、大火が曹操軍の船団から対岸の軍営地までも焼き、奇跡の大勝を収めた、という話です。
所説ありますが、
祈祷によって天変地異をおこす超能力があったわけではなく、
孔明は幼いころから天気を日記に付け、天体を観測して季節を把握していたので、
赤壁の戦いのこの時期に、例年東南の風が拭くことを良く知っていた、
という説があります。
これが本当かどうかの審議は脇に置いておいて、
凄くないですか!!
まず、毎日かかさず日記を付けるのが凄い!!
そして、その変化を統計し、次の変化を予測するのが凄い!!!
ちなみに、うちのおばあちゃんは、膝の痛みでその日の天気を当てていました(笑)
中学高校生になって、気圧配置や風の吹くメカニズム、雨の降るメカニズムを勉強すると、
いろいろなことがわかってきます。
高気圧の時は、窓をほんの少し開けておくと、カーテンが外に引っ張られるようになります。そのあとは快晴が続きます。
低気圧の時は、窓をほんの少し開けておくと、カーテンが部屋の内側に巻き込まれます。その後には雨が降ります。
人間の目には気圧配置は見えないけれど、気圧差による風の流れは様々な状況の変化を教えてくれてます。
この理屈を知ってから、わたしは、膝の痛みではなく理屈とカーテンの動きで天気の変遷がわかるようになったのが面白かったです♪
おばあちゃんも、気圧が変化すると関節が痛んだのでしょう。
百田尚樹さんのベストセラー小説『永遠の0(ゼロ)』
その作中での、主人公のゼロ戦パイロット、宮部久蔵さんは臆病者とののしられながらも、神がかり的なパイロットテクニックで必ず生き残ります。
でも、実はほかの兵士が寝静まった後にも、夜な夜な木にさかさまに吊る下がって、血圧の変化への耐性を付けるトレーニングをしたり、強靭な筋肉を維持するトレーニングをつんでいるシーンが描かれています。
実は私も、ロシアでMIG戦闘機に乗ったことがあるんですが、
パイロットのアンドリューさんがサービス精神旺盛で、何度も宙返りをしてくれたときに、汗が噴き出し、頭から血の気が引いて膝がガクガクと震えだしたので、慌てて「Easy flight please」とお願いして、G(重力)がかかるのを気絶寸前で止めてもらった経験があります。
筋肉量の少ない人は特に、G(重力)がかかって足の方に血圧が集中したときに、血圧を戻す力が弱いんだそうです。
一緒に行ったほかの3人の男性は、日ごろからジムでの筋トレが趣味な方々なため、全然大丈夫そうでした(/・ω・)/
永遠の0(ゼロ)を読んだとき、家族愛や、戦士同士の友情・裏切りどのドラマはたくさんあったものの、私はその深夜の血圧コントロールと筋トレのシーンで泣きました。
神がかり的天才パイロットは、生まれ持っての才能や運ではなく、具体的で愚直な努力で成っていたのです。
ロバートキヨサキさんの書籍『予言』で、
ノアの箱舟に対する面白い言及があります。
「ノアが凄かったのは、砂漠のど真ん中に洪水が起こるというありありえない予言を信じたのが凄かったわけではなく、
砂漠のど真ん中に洪水が起こる、というありえないシチュエーションに対しても努力を怠らなかったのが凄いのだ」
というような一説があります。(記憶で書いているので、完全に文章が一緒ではありません~)
現実には、勝利とは運武天武ではなく、勝つべくしてかつ。
そのもとは、継続的な努力や、先に備えていく姿勢にあるのかもしれません。
熱湯にカエルを入れると、吃驚して逃げ出すので命を落とすことはないそうです。
しかし、水にカエルをいれて、徐々に少しずつ温度をあげていくと、やがてゆだって死んでしまうそうです。
ゆるやかな変化は、むしろ危機感を感じないのかもしれません。
今、日本は老人大国になりつつあります。
経済はゆるやかに、でも確実に滞っていっています。
先を見てできることはしておきたいな、と思います(*'ω'*)
本日の格言☆
人はみな、天才です。
天から与えられた才能を
持って生まれているからです。
しかし、その才能を使う機会に
恵まれなければ、
ただの凡人で終わってしまいます。
世の偉人たちはみな、
「試練」という機会によって、
その才能を引き出されました。
能力開発の分野では、
「1万時間の法則」というものが
あります。
一つの分野で世界レベルに
達するために必要な練習量が
1万時間であると言われています。
1万時間とは、毎日3時間の
トレーニングでおよそ10年です。
8時間であれば、4年です。
何事も10年やれば、
その分野で一流の名人に
なれるということです。
世界で最も成功を収めた、
ロックバンド、
ザ・ビートルズは、
アマチュア時代、
ストリップ劇場で演奏を
していました。
週7日、毎日8時間、
ぶっ続けの演奏を強いられました。
1年半で270回ステージに
立ちちました。
彼らが爆発的な成功を
収めた時には、
1200回のライブを
こなしていました。
天才と呼ばれるように
なった人たちに共通することは、
1万時間も継続できる「環境」
を持つこと、
そして、「情熱」を
持っていることです。
偉大な人物になるためには、
「目的にかなった環境を作り出す」
「成功するまでやり続ける」
この2つです。
まだ、あなたが凡人のままで
いるとしたら、
そこに「費やす時間」の絶対量が
足りないのです。
環境をつくり、
情熱を注ぎましょう。
あなたは成功するために
生まれてきたのだから。
あなたは天才なのだから。
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矢内綾乃
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