矢内綾乃です。
◇コントロールドラマの打ち破り方◇
コントロールドラマを演じようとする理由は、愛を奪うためです。
ゆたかさにはかぎりがあると考えている営業マンが相手の心理を
コントロールしてお金を奪おうとするのと似ています。
脅迫することで、相手がその脅迫に屈してコントロールできたとすると、脅迫したほうは元氣になって、されたほうは元氣がなくなります。
相手の問題点を見つけだして、問い詰めて尋問し、相手が「自分がわるかった・・・」となると、尋問したほうは元氣になって、されたほうは元氣がなくなります。
傍観することで、わざとそっけなくして相手の氣をひき、相手が「どうしたの?」とあれこれ注意をひくことができると、傍観したほうは元氣になって、されたほうは元氣がなくなります。
相手の問題点を見つけ出し自分がどれだけ被害を受けているかを主張し、相手が「わるいことをしてしまった・・・」となれば、被害を主張したほうが元氣になって、主張されたほうの元氣がなくなります。
こうして、支配、承認、同情、注目というエネルギーを受け取り、
自分の存在を確かめようとするのです。
歪んだ形で愛をもらい続けた先に、健全な人間関係は無いでしょう。
まとめると↓
・コントロールドラマには大きく分けて「脅迫者」「尋問者」「傍観者」「被害者」がある
・愛には限りがあると信じているため、だれかから愛を奪おうとする
・愛を奪うためにコントロールドラマを演じる
・コントロールドラマによって勝ち負けを作り出す
・コントロールドラマを演じるための正当そうな理由はいくらでも見いだすことができる
・コントロールドラマに勝ちエネルギーを奪うと一時的に元気になり、負けると元気がなくなる
・他者から奪ったエネルギーはすぐに枯渇するので、コントロールドラマを演じで元気になったり元気がなくなったりを繰り返す
ところが、このコントロールドラマが全く通用しない人間もいます。
自分の人生の目的目標を明確に持っている人たちです。
自分の人生の目的が明確な人は、他者の ”行動の目的” にもはっきりと気づくことができます。
その部類の人たちは、コントロールドラマに巻き込まれず、逆にこんなふうに質問してきます。
「あなたはなぜそんなに怒ってるのですか?」
「あなたはなぜそんなに悲観的なんですか?」
「あなたの真の目的をもう一度教えてください。」
「あなたは、その言動で実際のところ、どんな結果を得たいのですか?」
「あなたの言動で、得たものと失っているものはなんなのでしょう?」
なぜ、このようなドラマを演じるのか?
コントロールに勝たなければ、つまり、だれかを操作して支配しなければ愛を受け取れないと思っているからです。
あるいは、子どものころから、愛を受け取るほかの方法を学べなかったからです。
愛には限りがあり、他者が愛を受け取った場合には自分にはめぐってこない、という人生観を確立してしまっているかもしれません。
お金とおなじです。相手を操作して支配しないことにはお金は奪えないと思っているようなものです。ですが、実際のところ、しあわせなお金持ちは、「ゆたかさは無限にある」といっていることは、数え切れないくらいの本に書かれています。
なぜその親はそう子供に接したのか?
その親も、そのまた親にそうされたからでしょう。
家族のドラマはリレーションされるのです。
このドラマを本当に抜け出したいと思ったら、、、
・話の要点は何なのかに注意深くすること
・自分を責めないこと
・だから、それで、どうしたいのか。自分の今できることに注目すること
・自分、或いは、相手の元気が無くなったら、コントロールドラマに入り込んでいる可能性を考えること
・真の目的に気づくこと
・愛に溢れていて、与えて戻ってきた経験を思い出すこと
と学んだことがあります。
コントロールドラマに巻き込まれない生き方は、真の幸福と、愛に溢れた人間関係を作りだします。
他人を変えることはできない。管理下にあるのは自分だけ!
自分のコントロールドラマのパターンを知り
打ち破り、
自由になりましょう!(^^)!
本日の格言☆
与えよ。さらば与えられん。
新約聖書(ルカによる福音書第6章)
0コメント